アナリティクス

2020年9月4日金曜日

ヘルメットの安かろう悪かろう

結局Araiのヘルメットになったって話

直近2つのヘルメットの比較


OGKのAirobradeの履歴

結局2年ちょっとでいろいろぶっ壊れた、というかこの数ヶ月前からぶっ壊れてた。
修繕してみたけど結局縁ゴムは気温で剥がれてきて、それからもメルトスティックで貼り直したりして今まで頑張って頑張って使ってたけど、もう気力も湧かず限界。

Araiの旧(古)Vectorの履歴

ってことで8年以上使ってる(それは逆に使いすぎだろうと)。流石に経年劣化が心配になって買い替えたんだよな...

結論


今までに確か...

  • SETA(は縁ゴム無かったか...)
  • SHOEI x 2
  • BIEFFE
  • ZENITH(YAMAHA)
  • Arai x 2
  • OGK

って順番で使ってきたけど、縁ゴムのトラブルも合成皮革がボロボロになることも無かった。
たまたま自分の買ったAiroblade3がハズレだったのかもしれないけど、OGKは2度と買わないメーカーに決定。軽かったし風切音がうるさいのを除けば値段相応だと思っていたけど、振り返ってみればコストパフォーマンスでみてもAraiの方が遥かに上だった。ジーンズでバイクに乗るような人間なので、Araiの安全性を期待して買うとか考えて無いけどOGKがダメすぎ。SHOEIはおでこの上で頭痛が始まる謎現象に悩まされるので(OGKも若干これを感じたけどSHOEIほどではない)、ヘルメットそのものにはトラブル無いけど自分には合わない。逆の人もいるだろうけど。
結局使える日本製ヘルメットはAraiとSHOEI、そんで自分にはAraiしか無いと言う結論。

一応コスパ比較

メーカー 価格(ぐらい) 使用期間
(修繕利用も足して)
年あたり
OGK ¥30,000 3.5年 ¥8,571 / 年
Arai ¥50,000 8年 ¥6,250 / 年

Arai のヘルメット、安い!! Σ(゚Д゚)
しかもOGKは修理しながら我慢しながら。
Araiはいいかげん替えた方が良いかと心配しながら。


結局これですわ...

Vector X FINISH

本当はVectorX PLACE (White)が欲しかったけど、在庫なし入荷予定不明(グラフィックモデルの供給下がってね?)と言う状態だったので、店巡って見つけたものでいいよもうと自暴自棄になり、Naps横浜店で見つけて即購入。Webで写真みた時はグラフィック重い(濃い)なと思ってたけど、実物みたら割と良かった。けど...

展示品だろうが武漢ウイルスの危険があろうが即購入。Webのショップで注文をして却下されてを繰り返してすっかり焦りのモード。とにかくマトモなヘルメットが手元にあればいい。Napsの店員さんが頑張ってくれてホコリも曇りもずいぶんきれいにして渡してくれたし。


安かろう悪かろうである方についての追記


書いててカブトがあんまりだったから自分みたいな人居なかったのかな?と思ってググってみたら、先にこんなのが見つかった。
株式会社オージーケーカブトのJIS認証が取消されました
俺が Airoblade3 買う前に教えてよ。
って今まで知らなかった情弱の極み。

そんで、<OGK騒動の真相> カブト製品のJIS認証取り消し? 見ると

ただし、この通産省通達には続きがあって、いったん発表した上記の内容に差し替えがありました。それが最下段の「なお、車両検が実施した試験では、製品の安全性や品質についてはJIS規格を満たしており、問題がないことが確認されました」と。

へーザルなんだな。
新品じゃわからないし帽体の安全性見る試験だからなんだろうけど。
接着品質極悪だしやリペア供給されている部品とはいえ耐用年数がアレじゃねぇ?

2020年8月1日土曜日

Hydraulic Clutch System for Buell XB

何が何でも油圧クラッチにしてみせる

注意 : 2022/09/20追記
この記事で14φのマスターを使ったが、スレイブ側で十分な動作量を得られなかったのかクラッチ調整スクリューベアリングを破壊してしまった。現在はこの記事のように16φに変更している。

その昔、Magraからこんなキットが売られていたらしいが残念ながら今は入手不可らしい。中古で買った時からMRCがついているにも関わらず、握力が貧弱なのかもっと軽くしたいとアコサットのクラッチレバーを使ってみた。けど、ワイヤーなので100kmぐらい連続で走ると結構ミート位置が変わる気がしてて、いちど油圧を使ってみたかったなぁとずっと思っていた。Accossatoを使う前だけど、ワイヤーの調整が甘いまま出かけた時に、千葉で渋滞にハマり続けているとクラッチを切りきれない状態になってしまい、そこそこ困った事があった。少し休んで冷やしたら問題解決したけど。

で、AliExpressで油圧クラッチを見つけてしまったので、作ろうと思った。

要求仕様確認


とりあえず今のクラッチがどんな寸法で動いているか確認

  • プライマリケースの口からタイコまでの距離85mm程度
  • タイコが引っ張られる距離(ストローク)10mm弱(Accossatoで握り切ったとき)
ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

MRCクラッチ+Accossatoのレーシングクラッチレバーという超怠惰仕様だったので、ストロークが10mm下回ると良くないと思われ。

鬼畜米英中華万歳(スレイブをいかにして装着するか)


出回っている油圧クラッチスレイブ(BLMに殺されそうだからレシーバーとでも言った方が良いのか?)のネジはM8、Buellのクラッチワイヤはプライマリーカバーに5/16UNF(UNCじゃなかったよ...)で刺さっている。

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

ユニファイ滅ぶべし。ウィットワースもマジで死ね。なのでどうにか5/16に刺さるようにしなければならない。解決法としては...

  1. プライマリケースの穴をさらってリコイル
  2. スレイブのネジ山を5/16にする

リコイルしてしまうとワイヤに戻せなくなるので後がない。製品は選び放題なのでほんとはこっちが良いけど怖すぎるのでスレイブのネジ山をどうにかする。で、製品を眺めているとアルマイトがかかっているのとそうでない製品があるのに気がつく。アルマイトがされているのは8mmで切られたネジ山がボディと一体化していて部分的に交換できない。試しにAdelinのスレイブを買ってみたけど、やっぱりボディと一体化している。残念。で、ネジ山にアルマイトのされていない頭のおかしな値段のスレイブをさらに買ってみた。これはネジ部だけがボディから外れるので...

  1. スレイブボディ側にM8でネジ山を作る
  2. プライマリカバー側に5/16UNFでネジ山を作る

そんなパイプがあれば良い...外形8mm, 内径3mmぐらいのアルミパイプ... モノタロウで探したってそんなのねーよ。

AliExpressにはそれが30cm長で売っていたのでそれを買う。 強度的にはアルミと組み合わせるとしても304ステンレスあたりの方が良いだろうけど、加工できそうにもないのでアルミ。

ブレーキフルードとエンジンオイル


もう一つ問題がある。油圧クラッチのスレイブはブレーキフルードを使うけどプライマリにはエンジンオイルが入っている。で、プライマリ内はオイルが飛び散るのでスレイブのシャフトには油がついて、それがブレーキフルードのパッキンに触れてしまう。どれぐらいやばいのかわからないが、SBR,NBR素材のOリングの話をみているとやっぱり伝わらないようにはしないと多分やばい。

スレイブの改造


頭のおかしな値段のスレイブをバラして考え込んでみる

  • スレイブに埋まるネジ山は4mmほど
  • 固定にM8(3種)のナットの高さが必要

なので10mmほどをM8のネジ山にする。

  • プライマリには15mmほどのネジ山を確保
  • 固定に5/16(UNF)ナットの高さが必要(3種が良いけど手に入らなかった...)

なので25mmほどを5/16のネジ山にする。 プラスそれぞれの側に削りしろを足してテキトーにネジパイプを作る。

パイプを切り

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

ネジ山をダイスで作って

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

5/16の端に5mmほどの穴をあけ

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

内部をルーターでほんの少し削りOリングのハマる溝を作る

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

だるい... パイプが出来るだけまっすぐダイスに送り込まれるようにするのに結構工夫が必要で2本ほどパイプをダメにしてしまった。手でダイスとパイプを支えてもそりゃまっすぐにならないな...

工夫 : (垂直穴あけガイド)

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

で、これを板でダイスと共にサンドイッチする
ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

あと、スレイブにはMRCに接続するのに適当なパーツが無いので、並行ピンに2mmの穴を開けてM2.5のネジ山を作ってスレイブのシャフトが刺さるようにした。


ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB


これはやらなくて良いことだけど、横から回すのでボルト頭っぽくルーターで削ってみた。

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

ラジオペンチで回るよ、こんなもん。

マスターシリンダは?

スレイブのシリンダ内径が12.7mm(1/2inch?)ほどなのでそれを10mmストロークさせるとなると、1.27ccほどのフルードが送り込まれる必要がある。Adelinのマスターシリンダを見ると 14, 15, 16, 17.5, 19φが見つかる。それぞれの径でマスターシリンダ側に要求されるストロークを考えると

マスタシリンダ径 要求ストローク
14φ 8.22mm
15φ 7.17mm
16φ 6.30mm
17.5φ 5.27mm
19φ 4.47mm

どれを見ても今より重くなる傾向...まぁ仕方ない。クラッチレバーを握りこんだ時に、スレイブのピストンが動く量を考える。レバーを握りこむとマスターシリンダのピストンはだいたい10mm動くので、スレーブのピストンは12.15mmほど動く。Accossatoを入れる前の重さに戻りそう...
何れにしても14φがこの中ではもっとも要求に近いのでマスターはこれにした。

握りこむとスレイブのピストンは12mm動く...でもスレイブのストロークは10mmしかない。スレイブのストロークを確保するために少し工夫。

蓋の裏に金属板の輪っかを仕込んで

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB


この辺までピストンが出て来られるようにする

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蓋はここまでしか閉まらないようになる

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もうちょっとストローク許容長があるスレイブがほしい。

スレイブの組付

まずはプライマリーケースに刺さっているクラッチワイヤを外す。

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プライマリにスレイブを刺してみる

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タイコとMRCクラッチの位置関係はこんな感じ。スレイブのロッドが長すぎる。

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スレイブのロッドを切る。自分はこういうのを切るのにダイヤモンドディスクをルーターで回して切っている。面取りにも便利だし。

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

スレイブのロッドはクラッチを引っ張らない(ピストンがボディ内に押し込まれた状態)で、プライマリケース座面から88.5mmほど。88mmぐらい。


タイコをMRCに組んでみる。タイコ(並行ピン)の長さによりプラプラ(名前わからん)がMRCに組まれた状態なら、プライマリケースに落とす心配はなさそう。

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB


スレイブを再びプライマリケースに差し込む。この時スレイブのロッドを早めにタイコに食わせて、タイコをラジオペンチでホールドしつつスレイブをねじ込むと、ロッドも一緒に回転してタイコに入っていく。タイコをちょこちょこ回転させてロッドを食わせる手間を出来るだけ減らす。あと念の為タイコにネジロックを垂らしておいた。

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ブレーキフルードをボディに満たして

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ブレーキホースを組み付ける。
この時にスレイブボディを何かでホールドしながらバンジョーボルトを締め込まないと多分せっかく作ったネジパイプが折れてもげる。
所詮アルミパイプ。強度はないので

Hydraulic Clutch System for Buell XB


ブレーキホースの組付

ブレーキホースをクラッチワイヤ経路を使って通す。
こことか。

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB



ここ

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

はバンジョーが通らないのでホースを通してからブレーキホースを組み上げる。
つまりトップブリッジとブレーキは一心同体。外せなくなる。

とおしてとおしてとおして

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

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PVCとワイヤをダイヤモンドディスクで切り

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PTFEをカッターで切る

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

コレットをハメて

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玄能で叩き込む

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

バンジョーを差し込んでナットを締め上げる。締めていくとホースが捻れていくけど、それも込みで上手いことバンジョーの座面がマスターシリンダと合うようにどうにかこうにか締め上げていく。

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

バンジョーボルト(スイッチ面倒なのでプレッシャスイッチを使った)でバンジョーをマスターに付けて終わり。

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

エア抜きして


とりあえず、もうちょっとエア抜きをやってみて、クラッチ軸のマイナス回しつつレバーを握ってみてアソビをかなり追い込む。レバーにはアジャスタは無いしワイヤー途中のアジャスタも無い。遊びを調整できるのはこことタイコだけ。

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

完了

とりあえず試走

中井広域農道とか回って合計70km程走ってみた。
特に問題なし。

ビューエルXB用油圧クラッチシステム / Hydraulic Clutch System for Buell XB

個人的感想として

良い点

  • クラッチスプリングそのままのダイレクト感
    ワイヤのモヤッとした感じは無くなる
  • 握り込む時の感覚は軽い
    握り切ってしまうと同じか重いかという感触

ダメな点

  • とにもかくにも整備性が極悪。 調整はメンテナンスカバーの中だけだし、トップブリッジやガイドからホースが抜けないとか売り物だったらあり得ない。
    (しかも30mmのテンショナースプリングでは整備性の改善とか言ってたくせにやったのは自分)
  • Adelinのマスターであること
    (中華と戦争にでもなったらレバーどうしよ?)

最後までやりきって見えることがある。
ワイヤのモヤッとした感じがなくなってスッキリしたけど、峠に入ると実はあまり気にしていなかったということを。
せっかく作ったからそのまま使うけど。
使えるものになっているかどうかは、次のオイル交換の時にでも確認しよう(多分オイルがネジパイプ内に入ってるだろうけど)

2020/08/31 追記
しばらく乗っていると停車時にニュートラルを出すのが難しく感じた。なのでクラッチの調整スクリューをさらに締め込んで試したところ、今度はクラッチが滑りまくり。クラッチの調整スクリューは60°ごとにしか動かせないので結局タイコで微調整する必要が出てしまった。ラジオペンチで回るよなんて書いたけど、ネジロックが結構ちゃんと利いてしまって、結局ねじ部にロックナットを追加して、タイコも組んだ状態でスパナでホールドできるよう追加工(スパナ入らなかった...)
さらに調整を加えてようやく滑りも無くきっちり切れる感じになった。14Φのマスターだと、握りきるまで全体をつかってしまうので、15Φの方がいいかも。重くなるけど。
ここまで調整しきって椿行ってみたけど自分にとってはイイ感じ。クラッチを何度も握る必要があるところ行くとだいぶ楽に感じた。

2020年7月29日水曜日

ベルトテンショナースプリングの代替品


Free SpiritsのベルトテンショナーST Paulでもベルトの寿命を伸ばすのにおすすめされているのでとても良い製品だとおもうのだけど、スプリングが壊れて困ってしまった。 スプリング単体でも入手できるのだけど、いちいち頼むのも面倒なので代替に使えるのはないものかと考えてたら、モノタロウでそれっぽいのを見つけたので交換してみた。

元のスプリング


折れたスプリングをサビを落としてひっくり返して使っていたのを計ったのでアレだけど、



  • 直径が15mm強
  • 自由長が32mmぐらい?

この自由長のままだと、スプリングを抑えるナットを緩め切ってもテンションがかなりかかっていて、ベルトテンショナーを単体では外せない。リアタイヤのアクスルシャフトをずらしてベルトをスプロケットからずらしてようやくテンショナーを外せる。なので、スプリングの自由長は25mmを選んだ。たわみ量に対して若干不利になるけど、安いので壊れたらまた交換すれば良い。

代替のスプリング


モノタロウで強力バネで検索すると色々出てくる。みてみると、外形が、14.5mm, 17mmのものが多い(モールドスプリング、高たわみ用強力バネ)。14mm, 16mmの組み合わせで東京発条の強力バネがあり、ベルトテンショナーの座面がギリギリ16mmを使えそうだったので...

当日配送の上から3つを買ってみた。他は配送3日。入手できなくはない。

  • ■黄 柔らかすぎて使い物にならない
  • ■青 柔らかいけど使えなくもなさそう。ベルトのためにはこれが良いのかも。
  • ■赤 使える。それでも元よりは柔らかそう

測るものもないので適当にボディカラーに合わせて赤を採用。元々がリジッドのテンショナーだし、堅くても問題ないとおもわれ。ただ25mmに対するたわみ許容量が赤のスプリングでも最大8mmなので、イニシャルで2mmほどかけると残り6mm。堅くするとたわみ許容量も減るので実は限界なのかも。許容量を稼ぐには自由長を長くするしかないけど。30mmは整備性がアレなので...


ちなみに東京発条のスプリングはお値段 179 JPY
Twin Motorcyclesでスプリング単体売ってるけど、11 EUR(1355 JPY)。
大好きなショップだけど、ごめんなさい...

2020年5月13日水曜日

レーザーカッターが壊れたので (5) bCNCによるgcodeのArduinoへの送信

bCNCでのgcode取り込みからArduinoへの送信

gcodeの取り込み、Arduinoへの接続


[ファイル]タブで以下を行う

  1. Arduinoへの接続
  2. gcodeファイルへの接続

Arduino/CNC Shieldへの転送


[control]タブの再生ボタン[▶︎]でgcodeが送られる。CNC Shieldへの電源が来ていない(+24VがONになっていない)でも、画面上でgcodeが送られていくさまが見られるのが面白い。

実際に切りたい掘りたいなら+24の方の電源を投入して


おしまい

レーザーカッターが壊れたので (4) SVGからのgcode生成

bCNCに食わせるgcodeをSVGから作る流れ。

元データ


イラレで作成。Incscapeで作れるようになればアドビ税回避できるのに。

Incscapeでの取り込み


Incscapeは原点が左下にある。これをレーザーカッターの動作開始原点に合わせるやり方。
まずはファイルを新規作成して、インポートでSVGを取り込む

取り込んだオブジェクトを用紙左下の下側に配置する。

そんだけ

プラグインでのgcode出力


プラグインでgcodeを出力する前に、まずは全てをパスに変換しておく。
そのあとメニューから[エクステンション] →[Generate Laser Code]→[J Tech Photonics Laser Tool]
次のダイアログが現れる

トラベルスピードや、レーザーを出している間のスピード、レーザーの強さを設定して[Apply]でファイルに出力。

最初「レーザーの強さを調節できるのか、PWMさまさまだな」と思って10なんて設定してやっていた。で何にもレーザーが出なくてどハマり。255にしても出てこない。Z+に来ている電圧を測ったら1.25V。TLP785の順電圧考えればスイッチはONになるハズだけどな?と、首を傾げながらLaser Power=12000で試したところ、Z+は4.95V。このままいってしまえとやったら動作できた。時間ができたらどうにかPWMの動作を伝えてレーザーの出力を変えられるようにしたい。が、とりあえず12000。フォトカプラを高速なものに変えればできるのかなぁ?
2020-05-15追記 : GRBL の $30(Max spindle speed, RPM)が1000でレーザーの強さを255で出したとする。だいたい1/4と考えて 5.0V/4=1.25V... $30の設定で正しく動かなかった疑惑。
ここの [5. GRBL Laser Mode] を読んでて$30=255にせよって、8ビット階調で考えると...

出力が終わると、Incscape上のオブジェクトの表示がこんな感じに。
矢印の方向にヘッドが動いていく。