ちょこちょこ神奈川大学のFablabにお邪魔してレーザーカッターをお借りしてたりしたけど、そこまでの運転と研究室までの坂道と学生の若さが老体に堪えるのでレーザーカッターを買った。
迷わず買えよ、買えばわかるさ
レーザーカッターを買えばクリアのアクリルを切りたくならないわけがないので、CO2ガスレーザーのものが欲しい。というか半導体レーザーの加工機って需要あるの?ぐらいに思ってる。CO2レーザーカッターを買うとなると己の身の程を知るべきなコレとか、まだ自分には早いコレとか、どうにも手が出だせない。
悶々とした日々を送っていたところ、ヤフオクでCO2ガスレーザーを使ったレーザーカッターを売る業者を見かけた。商品の説明を読んでいくと、自社サイトで注文するとヤフオク手数料を割り引いて販売するとの文句。ただし、その取引方法は
- メールで注文
- 銀行振込
...絶対買ってはいけない。なのだが、どうせここで手に入らなきゃ、この先も手に入らないと自己暗示をかけて買ってみた。ヤフオクのノークレームノーリターンに手を出すよりは、1ミクロンほどは安全だろうと。
木箱
海外からバカでかくバカ重いものなんて輸入した事はなかったので、初めて木箱を見た。トナミ運輸さんご苦労様でした。運送費用は通関の費用とかが入って¥6,556でコレは代引きで支払い。着いた後はどうやって開けるのかわからず、しばらく途方にくれる。
バールのようなものではなくバールで上蓋をこじ開ける。バールを蓋の淵にあて、バールを金槌で叩き込み、バールを捻る。たまに蓋が浮くこともなく蓋が破損するだけのこともあるが、色々な箇所で試しどうにか開ける。
内容物
中に入っていた物は
- レーザー加工機
- の電源ケーブル
- とPCをつなぐUSBケーブル
- レーザー加工機用ソフト(LaserDraw/CorelDRAW用プラグイン諸々)
- レーザー加工機用USBドングル
- 消炎用コンプレッサー
- の接続部品
- 冷却用水のポンプ
- の接続部品
- 排煙用ファン
- に繋げる蛇腹のパイプ
- あまり説明してくれない説明書
繋げ方
は繋げられるように繋げば良いだけの簡単仕様
- Power Input : 電源ケーブルをつなぐ
- Earth Wire : 繋がなかった
- Air Pump Interface : コンプレッサーにつなぐ
- Water Inlet : 冷却水ポンプにつなぐ
- Water Outlet : タライにつなぐ
こんな感じになる(排煙ファンはデカイので別のを作った)
使う前に
可動部のベルトが安全のためにタイラップで止まっているので、コレを全部切り離す。確か4箇所。
カバーを開けてみる
加工エリア
操作パネル
レーザー管格納部(1)
レーザー管格納部(2)
気を付けるべきこと
商品名は30x20だけど、ワークエリアは26x20
確かに加工物としては30cmのものを置くことは出来るんだけどね。
置くだけなら。
別にいいけど。
まとめ
電源を投入すると初期の位置合わせのための動作まで確認できた。鉛を詰められて送られたり、不動のゴミを送られたわけでもなさそうなので一安心。激光測試(激光カッコイイ)のボタンを押すとレーザーが昇降台のペイントを焦がすところまで確認できた。ここまでのことから
- メールでの注文が面倒
- 銀行送金も面倒
- サイトが怪しすぎる
- 商品名に難あり
- 価格は安い
- 業者は丁寧
- 俺は気に入った
最後に
ホームセンターで電動の丸ノコを借りて
コレを切り刻んでゴミに出せるようにして終了。
0 件のコメント:
コメントを投稿