XYプロッターに出力するときに、ベクターよりビットマップの方が良いなんてわけはないのだがLaserDraw(DRWが正しいのか?)を経由する場合にはWMFやEMFが使い物にならない。
テストパターン
30x20で線幅0.2ptのテストパターンを作る
○と□をいくつかのレイヤに分けて試す。内容は
- 左上 : WMFでカット用の線
- 左下 : BMPでカット用の線
- 右上 : BMPで彫り(パターン指定なし)
- 右上 : BMPで彫り(パターン指定)
TESTの文字は左が[BMPでカット用の線]、右が[BMPで彫り(パターン指定なし)]
枠外の左上と右下のぽっちはLaserDrawでサイズを再指定するときに使用するのでそれぞれのレイヤと共に出力する。
形式を指定しての書き出し
出力するレイヤの可視化指定を行い、ファイル形式を指定して書き出す。
全部でこんな感じ(WMFはサムネイルにならないけど)
WMF
書き出してLaserDrawで読み込む
ワークエリアいっぱいのサイズで読み込まれる。そして、円の形状がガッタガタ
。とりあえずサイズと位置を指定する。
BMP
BMPでの書き出しの場合、ラスタライズをイラレ側で行うので指定がいくつか。
ファイル形式をBMPで選択して
ビットマップにラスタライズするときのオプションを聞いてくる。なので
- カラーモード : グレースケール
- 解像度 : 細かく指定したいので、その他にして 1440 ppi
- アンチエイリアス : アートに最適(スーパーサンプリング)
グレースケールよりモノクロ2値とかアンチエイリアス要るの?という気もするが、結果的にこの設定が気に入っている。サイズ食うけど。で、次にビットマップのオプションを聞いてくる。これはそのまま。
LaserDrawで読み込む
ワークエリアいっぱいの表示になる。今度は円の形状がきちんと丸い。位置とサイズを指定。
LaserDrawで何が起きている?
WMFで出力したものは結局ガタツク。それを抑えるためにイラレのアートボードの大きさを10倍にして変わるか試してみたが換算がめんどくさい。しかもLaserDrawに取り込むとなんだか円が歪む。EMFならどうだとやってみたものの、今度は円とは呼べないレベルになってしまう。
ベクターで出力したものがガタついているのだから、LaserDrawはインポートしたファイルをそのアプリ内でラスタライズするのだろう。で、そのラスタライズがクソだったらラスタライズされたものを読み込ませればそこは回避できる。なので、イラレでラスタライズしてBMPにすればLaserDrawにラスタライズの機能を使わせず回避できる。
で、ビットマップにしてもCUTで作業指示を行うとXYプロッタ的な動きをするのだから、ビットマップの描画ピクセルを繋げて駆動のコマンドを作るんだろうなと。なるほど。
ベクターの方が親和性あるはずだとか、アプリに描画されているのはあくまでイメージだとか先入観を持ったおかげで、大量のアクリル板を無駄にしてしまった...
わかってしまえばなんてことないし、回避の仕方もあるのだし、まぁ問題ない。
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